学校日記

12/4(水) 震災から「1000日」

公開日
2013/12/04
更新日
2013/12/04

「職員室の窓」

 おはようございます。
 本日も、穏やかな朝の大船渡です。(記事を書きだしたのが朝。その後、来客が続きこんな時間のアップロードとなってしまいました。)
 さて、今日の朝刊に「震災から1000日」という見出しが出ておりました。過ぎてしまえば早かったのかそれとも遅かったのか、人それぞれ感じ方は違っていても、まちがいなく時は流れており、今日の1000日目という日がやってきました。
 その間、本当に多くの人たちに力を貸してもらい、歩みを止めることなくここまでこれたということに、あらためて感謝でいっぱいになります。
 今の中3は、震災後の年月と中学校生活がイコールとなってしまいます。また、今の中1は、小学4年という心のキャパがとても小さい時に震災を体験した子どもたちです。「震災後」を、その小さな心にそれぞれの辛さを抱えつつ、よくここまで頑張り歩んできたなぁと、彼らの見えない頑張りと心の営みに頭が下がる思いです。また、親御さんにしても、わが子や家族を支え守るべく、苦悩の中で奮闘された1000日間であったように思っています。
 大人も子どもも全員で頑張りぬいた1000日間。朝刊の見出しを読み、そんなことを思いました。
 今、高台から見える風景は少しずつ色合いと形を変えてきています。学校として環境が整わない状況も多々ありますが、未来を信じつつ、生徒たちの「今」をめいっぱい輝かせてあげたいと、そんなことを強く思った朝でありました。
 (写真は、学校から見える大船渡町の風景です。)