1/17(日)「阪神淡路大震災」から21年
- 公開日
- 2016/01/17
- 更新日
- 2016/01/17
「職員室の窓」
こんばんは。
こんな夜分に失礼します。
今日は「阪神淡路大震災」から21年目の日です。
あの日、まだ冬休み中であり、小さかった子どもたちを安比スキー場に連れていき、早朝、ホテルの一室でTVをつけたら神戸の町が炎に包まれている映像が流れておりました。それはそれはショッキングな映像であり、「うわぁぁ…、大変なことが起きたな」とTVニュースをじっと見つめていた記憶があります。その後、そんな想いも忘れ、支援物資を送る訳でもなく、ボランティアに行く訳でもなく、日常の生活が流れていきました。
5年前の東日本大震災、私たちは本当に多くの人たちに支えられて今があるように思っています。私自身も含めてです。そして、年月の経過と共に「風化」が叫ばれ、あの頃に比べたら支援の方々も本当に少なくなってしまいました。ですが、今でもずっと心を寄せて下さっているのが関西圏の人たち、取り分け神戸の人たちであります。
私、神戸の人たちにお会いすると恥ずかしくて堪らなくなるのです。自分たちが大変な目に遭った時にはあんなにも助けてもらった。けれど、21年前、自分は神戸の人たちのために一体何ができたのだろう…と。そんな時、彼らは言います、「お互いさまなのですよ」と。
今月末、大中の2年生たち10名が神戸市に招かれ合唱を発表してきます。単に「歌」を披露するというより、事前に「阪神淡路大震災の記録」をちょっとだけお勉強をし、震災に遭う、苦悩の中復興を果たすべく日々汗を流したという「同体験」をした者同士として、その場に立てたら素晴らしいと思っています。
この場を借り、21年前、阪神淡路大震災で犠牲になられた方々へ哀悼の誠を捧げますとともに、今でも続いているであろう被災された皆さんの苦悩の心が少しでも癒えますことを、心より祈ります。