学校日記

12/9(水) 「命の授業」 生徒諸君へ

公開日
2015/12/09
更新日
2015/12/09

「職員室の窓」

 おはようございます。
 朝日が心地よい、よく晴れた大船渡となっています。
 さて、昨日のブログでは思わせぶりな書き方をしてしまい、ごめんなさい。保護者の方からも「一体どんな催しだったのですか?」というメールも頂戴しましたので、本日は、そのことを書きますね。
 実は3年生でこんなことがあったのです。
 なんと!3年生の金野英明学年主任さんにお孫さんが産まれ、晴れて金野先生も「ジイジ」の仲間入りを果たしたのであります!(私のな・か・ま)そこで、3年生の生徒諸君は合唱でのお祝いやインタビュー等、その「お祝いの会」を開いたらしいのです。
 その場に居た3年生諸君に聞きたいのだけれど、そのインタビューの時、金野先生はどんな顔してた?きっと、ふにゃっとしたニンマリ顔で何ともいえない幸せそうな顔をしていなかった?どう?
 人の世で、赤ちゃんが産まれるってある意味「あたりまえ」のことなのかもしれないけれど、そんな「普通」の中に幸せって一杯あってね、人が生を受けこの世に誕生することって、もしかしたらとってもとっても幸せなことなのかもしれないね。
 あのね、君たちもみんな、こうして産まれてきたのですよ。
 君が産まれた時、くたくたになっているお母さんはね、君を胸に抱いた瞬間、大きな大きな幸せに包まれたの。勿論、お父さんだってそう。そして、おじいちゃんやおばあちゃんだって、それはそれは大きな大きな喜びに包まれたの。
 すごいね、君って。
 君は家族みんなに「幸せを運ぶ存在くん」だったのだね。
 そしてね、そんな大切な大切な存在くんだからこそ、家族はそこに「願い」を持つようになります。(言っておくけど、その「願い」っていうのは、どこの高校にとか、どこの大学にとか、どんな仕事に就いてほしいなんていうそんなちっちゃいレベルの話ではなく、人としてどう生きてほしいとか、どんな心を持った人になってほしいというたぐいのことね)
 自分の人生、誰かの為に生きる訳ではないけれど、
  君は、優しく生きていますか?
  君は、強く生きていますか?
  君は、正直に生きようとしていますか?
  君は、人を大事に生きていますか?
  君は、追い求める夢を抱いていますか?
  君は、君らしく生きていますか?
 偉い先生をお呼びしての「命の授業」や「生き方の授業」というプログラムは世の中にはゴロゴロと転がっているのだけれど、昨日の3年生の催しのような、日常の何気ないことの中にこそ、真の「命の授業」「生き方の授業」があるように思っているんだよね。
 3年生諸君、とってもよき時間を過ごしたね。英明ジイジのお陰だね。よかった、よかった。
(つぶやき)
◆できることならその時間を見たかったなぁ…。(冷たい3年生諸君は誰も誘いに来てくれなかったのです。。うぅっ…、涙。)
 by 寂しがり屋のジイジ1号