8/14(金) はままつの「おばあちゃん」の心
- 公開日
- 2015/08/14
- 更新日
- 2015/08/14
「職員室の窓」
こんにちは。
生徒諸君は、家族と一緒にお墓に手を合わせてきましたでしょうか。
私は親父に久しぶりに逢ってきましたよ。17年前に亡くなった親父ではあるのですが、どこか毎日会話しているようなそんな気分でおり、「居ないけど、居る。」みたいな感覚をずっと抱いています。特に、震災後は、親父にいっぱい支えてもらったようなそんな気がしています。不思議ですね、人の心って。
さて、本日は、過日の「浜松」での出来事をひとつ紹介しますね。
講演を終え、会場内の多くの方々からお声をかけていただいている時、ひとりのおばあちゃんから大きなビニール袋を手渡されたのです。その中にはたくさんの「巾着袋」が入っており、「これを生徒さんに使ってほしくて…。」というお話でありました。お礼を言い受け取らせていただきましたが、次から次へと名刺交換に追われていた時でもあり、スッとその場は過ぎていってしまったのです。
その巾着袋が音楽機材と共に昨日学校に届きました。100枚ものそれを見た時、あのおばあちゃんの心があらためて感じられたのです。会ったこともない大船渡の子ども達のことを想像しながら、「頑張れぇ、応援しているからねぇ。」と、何日も何日もミシンを回していたんだろうな…と。込み上げるものを止めることができませんでした。
この「はままつのおばぁちゃん巾着袋」は100枚程頂きました。2学期が始まったら「使いたい」という生徒たちに配ります。生徒諸君、楽しみにしていて下さいね。あったかくて幸せをくれる巾着袋ですのでね。
はままつのおばあちゃん、本当にありがとうございました。そのお心を、巾着袋と共にちゃんと生徒たちに伝えますからね。