学校日記

9/10(水) 『思春期出前講座』 『アメリカ日米協会来校』

公開日
2014/09/10
更新日
2014/09/10

「職員室の窓」

 おはようございます。
 曇天の大船渡、こんな朝はちょっと気分が重くなってしまいますが、登校する生徒たちの「おはようございまぁ〜す!」という挨拶に、心がとても晴れやかになります。大中の子たちはそんな不思議な爽やかさをもった生徒たちばかりです。
 さて、昨日の午後は、3年生を対象にした「思春期出前講座」を開催し、前回に引き続き岩手医科大学の「佐々木亮平先生」をお招きし「思春期における性」についてお話していただきました。
 会を終え教室に戻る生徒たちに「どうだった?」と声をかけると、「とってもよかったです。」とか「ためなりました。」という感想ばかり。私は性格が悪いので「本当のところ、どうだったの?」と聞き返すと、どの子も「本当によかったですよ」とのこと。「性」と聞けば、どこか正面から向き合うことがはばかれるような気持になってしまいますが、突き詰めて言えば「相手を心底大切にする心と生き方」とでもなるのでしょう。そんな「生き方」の部分も含めた本当に素晴らしいお話だったようです。次回は、是非、多くのお父さん、お母さん方と共に聞けたらいいなぁと思っています。
 その講演会が終了した後、アメリカから20名程のお客様が来校しました。この方々はアメリカ在住の「日米協会」の人たちで、大中の子どもたちは2年程前、吹奏楽部で使う楽器をプレゼントして頂いたのです。
 そのアメリカの方々を前にして、被災の状況や今までの支援への感謝、そして、今学校が抱えている問題等を英語でスピーチさせていただきました(すみません、嘘です。見栄を張りました。日本語で話し通訳していただきました)が、真剣に耳を傾けて下さる姿がとても印象的でありました。その後、吹奏楽部の演奏を聴いていただき、大中でのプログラムを終えました。(ちなみに、吹奏楽部代表の遥奈さんは「英語でスピーチ」。それも流暢な英語でありました。)
 お帰りの際、会の代表の方が、涙目になりながら「吹奏楽部の生徒たちの姿に感激しました。また来ます。」とおっしゃりバスに乗り込んでいきました。生徒たちの一途な姿と心は、国を越え伝わるものなのですね。本当に素晴らしき心の生徒たちです。