学校日記

8/26(火) 『全国学力調査』結果 学力テスト雑感

公開日
2014/08/26
更新日
2014/08/26

「職員室の窓」

 こんにちは。
 曇り空の大船渡、湿度は少々ありますが、過ごしやすい気温の日となっています。
 さて、昨夜のTVニュース、そして、本日の朝刊でも「全国学力調査」や「学力」という文字が大きく踊っており、大々的に「全国学力調査の結果」が報じられておりました。岩手県の中学校では、国語は全国平均を超えたが数学に課題が残り、数学は7年連続で全国平均に届いていないという内容も記事の中にはありました。
 こういう記事を読むと、「へぇ〜。で、大中はどうなんだ?」とお思いになるのは至極普通の感情と思っておりますので、その概要をお知らせします。
◆ 調査時期 本年度4月(出題は中2までの内容)
◆ 調査対象 中3の生徒たち
◆ 調査教科 国語(A&B)、数学(A&B)※A:知識問題、B:活用問題
◆ 調査結果(平均点という物差しで)
 <国語>
  ・国語A 県・全国を上回っています。
  ・国語B 県・全国並です。
 <数学>
  ・数学A 県を上回り、全国並です。
  ・数学B 県を上回り、全国並です。
 と、平均点の高低を書けばこんな感じとなっています。
 ただ、「平均点」を活用して見極めなければならないのは「領域毎の落ち込み」なのだと思っています。(領域とは、例えば国語の場合、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」等、求める力量でくくったもの。)
 その観点で大中の3年生を見てみると、
◆国語→A問題の「話すこと、聞くこと」はダントツにできているが、B問題の「書く力」に弱さあり。
◆ 数学→A問題の「資料の活用」については群を抜いての正答率だが、「図形」に弱さあり。
 という分析になり、それが今後の授業づくりに生かされていくということとなります。いずれ、テスト(学力調査)とは、今のその子にとって何ができていて何が落ちているのかを「把握する」という視点と、テスト結果を受けて、先生がどう「授業改善」を図っていくかという「2つの視点」が肝要であり、県の結果をランク付けして大騒ぎするような代物ではないように感じています。
 本校では、今回の全国結果を菅生教務主任がまとめています。今後、菅生先生を中心に「的確な事後取組」を構築してくれるはずですので、今はそれを楽しみにしているところです。願うところは、一人ひとりの生徒たちが少しでも「わかる」「できる」ようになることです。
 学校として更によい授業を創っていきたいと思っておりますので、家庭でも、学習へのサポートをお願いします。
 今日も生徒たちは、真剣に授業を受けています。