学校日記

シュバイツァーの言葉

公開日
2013/02/20
更新日
2013/02/20

★第一中学校いじめ防止基本方針

 昨日の全校朝会で校長先生は、最近の学校生活の様子について言及されました。その中で「アフリカの父」と呼ばれたシュバイツァー博士の言葉を引用し、自分の満足やストレスを満たすために他者を傷つけたり悲しい思いをさせることはあってはならないというお話をされました。そして「思慮分別」という言葉を紹介され、いろいろと慎重に考え常識的に判断して行動することの大切さと、そういう年代に達しつつあることを意識して欲しいということを説かれました。
 シュバイツァー博士はアフリカでの医療活動を通し「生命に対する畏敬」ということについて深く研究を重ねた人です。
「生きようとするおのれの生命は,同時に,生きようとする他の生命にかこまれている。この,およそ生きとし生けるもの(生あるもの全て)の生命を尊ぶことこそ,倫理の根本である。したがって,生命を守りこれを促進することは善であり,生命をなくしこれを傷つけることは悪である。
 個人や社会が,このような生命への畏敬という倫理観によって支配されるところにこそ,文化の根本がある…」と考えました。
 そして、「倫理とは,すべての人が,自己の生きようとする意志をおそれ敬うことであり,同時に,生きようとする意志をもつ他のすべての生命を敬うことである。それゆえ道徳の根本原理とは,生命を守り,これを促進するものが善であり,生命をなくし,これを傷つけるものが悪であるということである。」
(清水書院から刊行されている人と思想31・シュバイツァー・小牧 治,泉谷周三郎 共著 からの抜粋)という考えに達します。
 日頃の忙しさの中で流され忘れかけてしまいがちなことについて、先人の考えから学び深く考えることの大切さを改めて感じた朝となりました。
 また、昨日は先日行われた岩手県選抜バレーボール大会準優勝の表彰や英検・パソコン検定等の表彰が行われました。文責:1学年菅野